業界に捉われないビジネスプロデューサー集団。仕事を通じて自己実現を目指すポジティブな連鎖。

価値観を変えたロールモデルとの出逢い

価値観を変えたロールモデルとの出逢い

わたしが人事を志すきっかけとなった人物が、2人います。1人目は父、もう1人はコスモスイニシアの採用担当者です。小さな頃から人事である父の姿を見て育ちました。私も将来はどこかの会社で人事をやりたいな…いつしかそう思い描くようになりました。

そして「会社の事業内容は移ろいやすい。でも風土や文化は変わらない」と教えてくれたのが、コスモスイニシアの当時の採用担当者。それまで業界や事業内容を重視していた私に気付きを与え、不動産に全く興味がなかったのにも関わらず入社するキッカケをくれた人です。彼は当時まだ入社4年目だったのに、どんなことでも的確に答えてくれる憧れの存在。「うちに来い」とは言わず、「自分としっかり向き合って決断したことなら、どんなことでも応援する」と言ってくれました。考え抜いた末、入社を決意。「日本一の採用」を掲げる会社で、人事を目指すことになりました。彼の助言がなければ、こんなにも自分の未来についてしっかりと考えることはなかったかもしれません。だから今度は、わたしが学生の皆さんが自分の未来と向き合うために何か一つでも気付きを与えることのできる人でありたいと思っています。

上司の言葉を胸に、いよいよ人事へ。

上司の言葉を胸に、いよいよ人事へ。

人事をやるにしてもまずは実際に現場を経験してからじゃないと、という強い思いがあったため、入社後はまずマンション販売の部署に配属。ビジネスでは結果や数字でしか見られない場面もある、と気を引き締めて努力した結果、1年目で新人賞をいただくまで成果を出せるようになりました。それから間もなく人事への辞令が。希望はしていたものの、予想以上に早い異動にとても驚きました。

でも、それ以上に驚いていたのは私の上司。その時の光景や言葉は、昨日のことのように鮮明に覚えています。「正直、人事に出したくない。これからもどんどん育てていきたいと思っていた。それでも岩本が異動することが会社全体やひいては部署の為になると思ったから手放す。だから忘れないで欲しい。一緒に働きたい人を採用するのではなく、岩本を超える人を採用してくれ!」…涙が止まりませんでした。とはいえ、私を超える人は、たくさんいるんですよね(笑)。だから私の中では少なくとも「岩本を絶対に超えてやる」という意気込みのある人を採用しよう、と心に決めています。スタンスがあればスキルは後からでも付いてきますから。

不動産に関する研修は一切なし

不動産に関する研修は一切なし

当社は不動産デベロッパーの会社ですが、実に社内の8割が不動産に興味がない状態で入社しています。その理由は“不動産のプロ”ではなく業界に捉われず人、モノ、金、情報の経営4資源を使って新しい価値を生み出せる“ビジネスプロデューサー”を育てる会社だから。その証拠に創業以来40年間定年退職者がゼロ。多くの社員が「働く」ということを自分の夢や目標の実現のための力を得る手段として捉えています。OBには、人材派遣会社や大手飲食店など創業者が多数いるため、人財輩出企業と呼ぶ方もいるほどです。

だから入社後の全社での研修も不動産に関するプログラムはありません。代わりにスタンス研修、問題解決能力を身につける研修を用意。スタンス研修は入社2週間後に人生をどう生きるか、これから1年間どう働くのか、働き方のスタンスを同期全員の前で発表するというもの。徹底的に自分と向き合うことは、想像以上の覚悟が必要です。でも同時に共に向き合い励まして合える同期がいる心強さを痛感し、最後は感動の涙を流しながら、それぞれの配属部署に散ります。お互いの本質を理解し合っているからこそ、その後も部署を超えた円滑な関係を築けていると思います。

就職がゴールではない。長い人生を見据えて

就職がゴールではない。長い人生を見据えて

社内には生きることと働くことを同列に捉えるポジティブな人ばかり。私にも「多くの人から信頼を得る人間になりたい」という人生の目標があり、仕事とプライベートとのプラス面での相乗効果を楽しんでいます。一方、多くの学生さんにとって就活とは内定をもらうだけのもの。その先の展望がありません。私の同級生を見ても、大手からの内定をもらって大喜びで入社したが半年で退職、という人が少なからずいます。私と当時の採用担当者のように、共に未来と向き合ってくれる人と出逢えていれば違う結果になっただろうと思うと悲しくなりますね…。

手段がゴールにならないよう、何をやるかではなく、将来なりたい自分の姿をよく考えた上で、進路を決定して欲しいと思います。会社はあくまでもなりたい自分を実現するための1つの手段に過ぎないですから。そんなメッセージをひとりでも多くの学生さんに伝えたい!と想いを発信していたところ、母校で大学1年生向けにお話しする場をいただきました。いつかは中高生の子たちに対し、働くことについて前向きに考えられるような機会を与えられる自分になれるように、これからも全力で仕事に取り組んでいきたいと思っています。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『革のペンケース』
この革のペンケースは、課のメンバーからのプレゼント。新築マンションの販売をしていた1年目の終わり、頑張ってきたご褒美として頂きました。仲間の気持ちが嬉しくて、色が変わるくらい使いこんでいます(笑)

お気に入りの仕事道具

愛読書
My favorite book

『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン/カーマイン・ガロ著』


採用担当になった際、入社前よりお世話になっている当時の採用担当者から「大人数の前でプレゼンする機会が増えるから」と勧めてもらった本です。彼は私の目標とする人なので、この本は参考書であり、お守り代わりでもあります。

愛読書

おすすめカフェ
Recommended cafe

店名 SHIBAURA GRILL [ URL ]
ジャンル レストランバー
電話 03⁻6459‐4253
SHIBAURA GRILL

企業紹介Bijinji Office

株式会社コスモスイニシア

株式会社コスモスイニシア [ 企業サイト:URL ]

事業内容

不動産販売事業、不動産賃貸事業、不動産流通事業

所在地

東京都港区芝5-34-6 新田町ビル(受付7階)

プロフィールProfile

岩本 知紗

岩本 知紗

経営管理本部 総務人事部 人事課/2014年新卒として入社。1年9か月新築物件の販売を経て、人事の新卒採用を担当。底抜けに明るいチャームポイントの笑顔の奥に、意志の強さと熱い想いが見え隠れする癒し系人事。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

肩のチカラが抜けた自然なひと言を聞くために、まず自分からリラックスする。

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いずれは心理学をベースにした教育担当に。見た目と中身のギャップで魅せる、クールな情熱家。

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ディレクターからの抜擢人事。コミュニケーションのプロ集団が挑戦する新しい採用のカタチ。

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元アパレルトップセールスが教える“愛され人事”のつくりかた。

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エンジニアの観点で採用活動に貢献。相手の深い部分を知ることができるのは経験があったから。

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学生と人事、現場と人事。見えない距離を埋める“コンテンツ”として輝き続ける。

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採用支援から名刺発注まで守備範囲は幅広く。変革期を支えるマルチプレーヤー型人事。

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強烈な失敗体験をバネに「組織とは?」「人材とは?」を常に問い続ける人事リーダーの本音。

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