鈴木 志穂Shiho Suzuki
株式会社VAZ
会社の拡大を支える基幹部署の初期メンバーとして。”お姉さん人事”が見据える先。
第一印象は、”時代を象徴する会社”。
以前は銀行指定の司法書士事務所でアシスタントをしていました。銀行から依頼を受けて、不動産を購入したお客様の登記をするのが私の担当。人と接することもあれば、事務作業もある。何でも幅広く手がける仕事でした。その後は司法書士事務所を離れ、思うところあってセブ島で6年間ダイビングのインストラクターを勤めたり…(笑)。VAZと出会ったのは、その後。帰国して就職先を探していた頃です。インストラクター時代の友人に紹介してもらったことがきっかけでした。
VAZは、インフルエンサーマーケティング、エンターテインメントサービス、10代向けの美容メディア運用、非大卒向けの就職支援サービスの4つの事業を展開している会社です。私はあまりYouTubeを見たことがなかったので、サービスどころか会社の名前も聞いたことがありませんでした(笑)しかし、YouTuberによるプロモーションをはじめ、今の時代を象徴するような事業を展開する会社を裏側から支える仕事はやりがいがありそうだな、とお話を聞いている内に面白みを感じたんです。それが入社の決め手でした。
みんなの”頼れるお姉さん”として。
入社後、すぐに配属されたのは社長室。秘書として、社長のスケジュール管理や経費清算などを行なっていました。そんなある日、人事部へのオファーが。私にできるかと不安もありましたが、人を見る目を養いたかった。「ぜひやらせてください」と返事をしました。もちろん、お話をいただいた当初はビックリしましたけどね(笑)。
弊社はアーリーステージのベンチャー企業。若手社員が多く、彼らはソーシャルメディア文化が当たり前の環境で育ってきました。だから、私にとっての常識が必ずしも彼らの常識ではないんです。時には仕事に向き合う姿勢について「これは駄目だ」と思う点もあります。でも頭ごなしに注意するのではなく、同じ目線で話を聞くようにしているんです。彼らには彼らの育ってきた背景や価値観があると思うので。実は、これは秘書として働いていたときから意識していること。皆にとって頼れるお姉さんみたいな存在で居たいなと思って。会社の規模が拡大し、ひとりひとりと接する機会が減ってしまっても「鈴木さんに言われちゃったら仕方ない」と直してもらえるような距離感でいたいですね。
“深い部分”で、人を見ること。
人事の仕事は思っていた以上に難しい。最近すごく実感しますね。それは会社の仕組みを理解することに加え、深い部分で人を見る目がないといけないからです。採用の観点だけでも、履歴書だけでは人柄まではわかりませんし、面接時間も限られていますしね。その上、弊社は複数の事業を展開しています。会社との相性や前職でのスキルを何に活かせるのかを、限られた時間で判断しなければいけません。適材適所を見極めるためにも、より高いレベルの”人を見る目”が求められていると思いますね。こればかりは経験を積まないと身に付かない力。たくさんの方にお会いし、お話することで養っていきたいです。
弊社は事業の性質上、時代に合わせて日々変化しています。なので柔軟性があってベンチャーマインドを持つ人が合っていると思います。社内のメンバーには起業家気質な人も多く、常にエネルギーが溢れているんです。志が高い人たちと一緒に働いていると良い刺激になり、自然と高いところでモチベーションを維持できる。若手のうちからそういった環境で働けるのは、かけがえのない財産になると思います。面接時は、そういった”肌で感じるVAZの良いところ”をアピールしています。
基盤づくりで、会社と事業の発展を支える。
弊社は4つの事業を展開していますが、やはりメインとなるのはインフルエンサーマーケティング。これを主軸としてサービスのプラットホーム化を図り、他の事業の事業促進を行う事が今の弊社の課題です。それを実現させるための私のミッションは、様々なスキルを持った人を採用すること。そして、その採用の仕組みやノウハウをつくることだと思っています。
正直な話、弊社はまだ組織としては発展途上の段階。今年の頭までは1人しかいなかった人事が、今5人まで増えて本格的に動き出したくらいです。なので、しばらくは基盤をつくることに重きを置きたいですね。採用の枠組みづくりに加え、私個人の目標として今後取り組んでいきたいのが評価制度。評価って社員の目標や仕事を行う上でのモチベーションに繋がると思うんですけど、現在は少し曖昧になってしまっていると感じます。それを明確にしたいですね。働きやすい環境を作れたら、高いスキルの方が入社してくれますし定着率の向上にも繋がります。これは会社を大きくしていくためには欠かせないことで、私は基盤づくりの面からサポートしていきたいですね。
愛読書
My favorite book
『自分のことだけ考える。』著:堀江貴文
人に期待はしないけど、信じることはやめないということを学んだ本。ちょうどメンバー指導の方法を模索していた時期に出会いました。「相手に期待をすることは、こうなってほしいという自分の欲求を押し付けることになる」というのが特に胸に響いて。タイトルだけ見たらすごくわがままに見えるんですけど、私の考え方の原点となった特別な本です。
企業紹介Bijinji Office
プロフィールProfile
鈴木 志穂
社長室 人事担当/VAZに入社する前はセブ島でダイビングのインストラクターをしていた彼女。体を動かすことが好きで、休日はポールダンスとキックボクシングに励んでいる。家でじっとしているよりは外に出て何かをしていたいというアクティブ美人事である。