足りないキャリアを補って余りある、人へのあくなき興味と好奇心と探究心。

私にとって人事のやりがいとは、全ての部署との関わりが生まれることにあります。採用をきっかけにさまざまな部署の現状や課題を知ることができる。リアルな現場からの声に直接ふれることができる。入社1年足らずの私にとっては学びが多く、得た知識をすぐに実務に落とし込めるのが何より楽しいです。

ただし、まだ肌感覚でつかめるところまでいっていないので、壁にぶつかると最終的には上司のお世話になることばかり。その点がいちばんもどかしく感じているところでもあり…一日も早く会社全体のことをつかみ、自己完結できるようになりたいです。

逆に、いまできることや自分の強みについてはストレッチをかけて伸ばしています。たとえば仕事を進める上で気をつけているのは、相手が何をしたいのかを想像して先回りすること。おせっかいかもしれませんが、とりあえずやってみるんです。もし受け入れてくれたら、それはやったほうがいいことなので続ける。そんなのいらないよ、といわれればもちろんやめます。

来年入社してくる内定者たちは私にとっての“はじめての新卒”。どの面接も思い出深く、記憶に残っている採用です。最近も新卒採用の面接を担当することが増えてきており、一つ一つの出会いを丁寧にしていきたいですね。今回は残念ながらご縁がなかった人でも、3年後や4年後に転職者として再会するかもしれない。またお取引先としてつながることもあるかもしれない。この業界は特に狭いので、いつかまた出逢うこともあると思っています。そんなときに「お久しぶりです！」と笑顔でやりとりできる関係性をつくっておきたいんです。

面接ではホンネで話しているかどうか、を特に注意して見ています。もちろん面接用に準備して、きちんと整えてくる部分もあるとは思います。ただその中で自分の意見を言えているか。もちろんこちらから意見を言いやすい空気を出すような気づかいは必要なんですけどね。会話を通してお互いのホンネをすり合わせることができたら、と考えています。

どんな人なら採用されるか、ですか？私自身はポジティブな人が好きです。ただし表面的にはネガティブでも良かったりします。表向きネガティブでも根っこの部分がポジティブなら、負けん気というか根性があるという評価ができると思うんです。目標に向けてやりきる力を持っている方なら活躍できる…それがトレンダーズの魅力でもありますし。

休日は、とにかく人に会うようにしています。お友達はもちろん、現役大学生の知り合いとか。やっぱり新卒採用もやっているので、その子たちがふだん何を見て何を感じているか、どういった話をしているのかは研究しておきたくて。大学生が集まるコミュニティにスッと入っていって仲良くなっちゃう、みたいな（笑）。え？休日なのに仕事してる？そうですね、具体的にここまでが仕事でここからは遊び、というような線引きはしてませんね。カフェにいるときや街を歩いているときも、どこか仕事モードに入っているというか。頭の片隅で常に考えている感じです。

他の業界の人に会うことも良いインプットになります。私、直感型なので座学で学ぶというよりフィールドワークが向いているんですよね。しかもストレス発散も人と会うこと。好きな人、会いたい友達、尊敬する先輩、仲の良い後輩…とにかく人に会うことがインプットになり、ストレス解消にもつながるんです。人に対する興味関心や好奇心は尽きることがありません。

あと心がけているのは、毎日新しい自分でいること。学生や求職者はもちろん、社内でも役員から現場メンバーまで毎日たくさんの人に接するこの仕事。いつだって好印象を与えることは意識すべきだと思うんです。そのためにはまず、自分自身が笑顔で元気でいる。いやなことももちろんあるんですけど、そこは一晩寝たら次の日はスッキリとリセット。自分のキャラクターに磨きをかけつつ、人事としてのキャリアを一歩ずつ歩んでいけたらと思っています。