酒井 亜沙美Asami Sakai
株式会社ミクシィ
魅力を伝えるだけが採用じゃない!会社と学生のマッチングに大切なこと。
人事として学生に気づきを与える責任がある
人事として新卒採用に携わるようになって二年目。人のキャリアに関わる仕事に責任とやりがいを感じています。ミクシィグループでは、コミュニケーションを軸にした複数のサービスを展開しています。具体的には「モンスターストライク」や「ファイトリーグ」などを展開しているエンターテインメント事業と、「minimo」や「家族アルバム みてね」などを展開しているメディアプラットフォーム事業の二つの領域があります。
サービスが多岐に渡り、規模感も異なるので、人事としては学生には様々な働き方の提案をすることができます。エンターテインメント事業では、ゲームだけではなくオフラインイベントやアニメ制作、グッズの企画・販売など多岐に渡る事業を紹介することで、エンターテインメントという事業を広く捉えられるようになります。またメディアプラットフォーム事業では、家族向けサービスやマッチングアプリ、SNSなどそれぞれのサービスがユーザーにどのような価値をどのように届けているのか伝えることで、ミクシィグループのものづくりへの想いに共感してもらえ、新しい働き方に気づく機会になると思っています。
学生の期待を超える
まだまだ手探りなことだらけです。1年目は学生から質問されたことに正しい情報を伝えるだけで精一杯でした。でも、それだけでは学生の疑問は解消できても、期待は超えられないんです。面談や面接では、一方的に会社の魅力を伝えるのではなく、志望理由や実現したいことを細かくヒアリングして将来のビジョンを一緒に考えるようにしています。その中で、携わりたいことやチャレンジしたいことが、ミクシィグループのミッションと合っているのか、しっかりと確認するようにしています。
エンジニア学生と同じ目線になれると信じて
エンジニア職の採用活動では、専門知識のキャッチアップが大変です。もう必死ですね(笑)。エンジニア職の面接では、学生が取り組んできたことを理解できるよう、日頃からエンジニア関連の情報や知識のインプットを行っています。研究内容について理解できない時は、学生に教えてと正直に聞くこともありますね。もちろん社内のエンジニアにも、分からないところを教えてもらったりしています。
技術情報共有サイトの『Qiita(キータ)』もチェックするようにしています。言語や技術習得について深く知るというより、トレンドの大きな流れをを抑えておきたいんです。ものづくりへの熱い想いはしっかり汲み取りたいと考えています。
学生とのマッチングに必要なのは空気づくり
面接では会社側が一方的に学生をジャッジするのではなく、会社と学生のマッチングを図ることを意識しています。学生にはミクシィグループと合うかどうかをしっかり見定めてもらいたいと考えています。そのために学生が遠慮せずに何でも聞けるような空気づくりを大事にしています。
最後にミクシィグループでは、ユーザー思考や利他的な考えをもっている人が活躍していると思います。自分の成長のために何かに必死に打ち込むことはとても大切です。でもそれだけじゃなくて、ミクシィグループではユーザーに新しい驚きや発見を届けるということに一生懸命になれるか、熱い気持ちをもてるかというユーザー視点での考えを大切にしています。ミクシィグループの「新しい文化を創る」というミッションに共感し、臆せずチャレンジしていける方々とぜひ一緒に働きたいです。
愛読書
My favorite book
『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方』(海老原嗣生著)
キャリア形成の8割は偶発的なものである、という本です。人事をやっていると確かにそうだよなと思う場面によく出くわすんですよね。特に新卒って人からの影響をものすごく受けるわけです。だから自分は本当に人の人生の選択肢にかかわっているんだ、と実感。ただ固い本じゃなくて一流芸人さんが実は偶発的にトップに登りつめた、みたいな話を中心に展開するので、とても読みやすいです。
企業紹介Bijinji Office
プロフィールProfile
酒井 亜沙美
人事部 採用・育成グループ/前職は赤文字系アパレルブランドで広報を担当。最近ハマっているのは「落語」で、お気に入りは神保町にある落語カフェ。寄席よりも近い距離で噺家の息づかいまで伝わってくるとのこと。緊張感と笑いをたっぷり堪能することがリフレッシュの源という美人事である。