梶原 希Nozomi Kaziwara
三和エステート株式会社
何でもポジティブにチャレンジしていたら、自ずと仕事の幅が広がった。
事務経験しかない私に巡ってきたチャンス
以前はベンチャーの投資ファンド企業に勤めていました。仕事を覚えて、さあこれからだって時にリーマンショックが直撃したことで、辞めざるをえなくなったんですね。私の友人や先輩が就職した企業はリーマンショックを乗り越えて、順調に3年目・4年目を迎えて。周りがどんどん活躍をしていく中、自分だけが働けないことに大きな挫折を味わったんです。そんな影響もあって、安易かもしれませんが、やっぱり私も長く働ける環境に惹かれるようになりました。仕事探しをスタートした際に出会ったのが三和エステート。博多駅近くの自社ビルにグループ企業が数社あり、30年以上の歴史を持っている。ここなら安心して働けそうだと感じ、入社を決意しました。
入社後、事務職として働いている中、人事・広報をやってみないかと声をかけられたんです。私自身は事務の仕事しかやったことがない上、当時は社内に人事も広報も専任でやっている人はいませんでした。簡単なことではないと思いましたが、今までとは違う能力が身につくと思うと単純にワクワクしてきたんですよね。前職の時よりも、一層ポジティブに仕事をしていこう!と二つ返事で依頼を受けました。
どんどん広がっていく仕事の領域
その後さらに役割が広がり、自社のブランディングにも携わることに。パートナー企業にサポート頂きながら、“家賃を、サイエンスする。BRAINZ”という事業スローガンを策定し、ロゴマークやHP、名刺、店舗看板などをすべて一新しました。さらに、ラッピングバスや交通媒体、街中へも積極的に広告を展開しています。ブランドイメージを一新して世の中へ広めていくのはすごく大変ですが、それ以前に、はじめは社内へ浸透させていくところから難しさを感じました。
業績が悪いわけでもないのに、なぜ変わる必要があるのか。従来のやり方で順調に結果を出していた人たちからすれば、そんな思いがあったはずです。そこで、三和エステートは何のために事業を行い、世の中をどう変えていきたいのか、というブランディングの背景にある“目的”を強調して社内広報していきました。現在は、さらに社内の目線を揃えてビジョン実現へ向かえるように、人事評価制度・給与制度までつくりかえています。まだまだ世の中へも社内へもブランドの浸透を進めている途中ですが、30年以上の歴史ある会社のターニングポイントで、重責を担わせてもらえることにやりがいを感じています。
学生の本気が私の本気に火を点けてくれた
人事として本格的に採用活動に携わりはじめたのは17卒の新卒採用から。17卒では採用HPや入社案内を新たにつくり、説明会や面接にサポートで入りました。18卒からはより主体的に説明会の進行や面接、内定者フォローなどをやらせてもらっています。採用活動に携わるようになってからは、学生たちの真剣な眼差しを見る機会もあり、私自身がいい刺激をもらっていると思う場面が多々あるんです。
最近、特に刺激になったのが、沖縄のコミュニティスペース“トポセシア”が主催している1泊2日の“就活合宿”イベントに参加したこと。1日目は学生の自己分析に対して企業がフィードバックを行い、2日目は学生が参加企業の企業研究をして、PRアイデアを考えるというプログラム。真剣な学生たちと濃い時間を共にしたことで、短時間の説明会ではなかなか得られない気づきの連続だったんです。可能性を秘めた学生たちと出会えたことで、改めて採用に携わる人間として、より一層本気で学生に向き合おうと思いました。
業界イメージを払拭できる三和エステート
三和エステートを知らない応募者にとって、不動産業界に対するイメージばかりが先行しがちなんですよね。「営業ノルマが厳しそう」「気合と根性」みたいなイメージを払拭するために、18卒採用からインターンシップを開催しています。仕事の一部を実際に体験してもらうことが、いちばん早いと思ったんです。扱うテーマは、三和エステート独自のソリューション“BRAINZ”。これまで世の中で曖昧に決められていた不動産の家賃をロジカルに算出する…というと難しそうですが(笑)。楽しめるワークなので、学生にもすごく好評なんですよ。
三和エステートの社名には、顧客・パートナー・そして働く私たち、この三つの幸せの和をつくるという思いが込められています。それを実現するソリューションがBRAINZ。これから全国へ出ていくにあたり、仲間が本当に必要なんです。新しいことにチャレンジしていく会社なのでチャンスに溢れていますし、やる気と能力次第では新たな部署を立ち上げることもできる社風。人事としてこうした魅力を伝えていき、志望してくれる学生を少しでも増やしていきたいです。
お気に入りの仕事道具
My favorite work tool
『OLYMPUS PEN』
モデルルームや説明会、行事、日常風景などを撮影しているので、毎日のように使っています。このカメラは優れもので、全くの素人である私が撮影してもプロっぽく仕上がっているところがお気に入りです(笑)。今後も色んな写真をSNSにアップして、三和エステートの社員や取り組みを紹介して、社外に広めていきたいですね。
おすすめカフェ
Recommended cafe
店名 | 伊都安蔵里(いとあぐり) [ URL ] |
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ジャンル | レストラン,カフェ,セレクトショップ 昭和初期から歴史を刻む「旧福寿醤油」の納屋をリノベーションしたカフェ。 福岡市から40分の距離、糸島市の美しい里山のロケーションで、三和エステートのグループ会社が運営。カフェの他に、レストラン、セレクトショップを併設。 |
電話 | 092-322-2222 |
企業紹介Bijinji Office
プロフィールProfile
梶原 希
広報企画室 チーフプランナー/今までどんなことにも挑戦してきた。何も分からないことでも、上司・社外で関わる人・学生などの声を聞き、自分のものにする吸収上手な存在。人前に立つ機会がたくさんある分、ネイルは常にキレイにしていて、美意識も高い。