創造しては破壊、そしてまた新たな創造を…5年後の“当たり前”を“今 ”仕掛ける。

今の自分を創った、3年目までの自分

今の自分を創った、3年目までの自分

配属初日に言われたのは、投資額数千万の新しいプロジェクトに対して「これを渡すから、全部自分で考えてやっていいよ」と。その瞬間、この会社おかしいんじゃないかって(笑)。これがワークスのいう大きな裁量権かと衝撃を受けたのを覚えています。その後メインで担当したのは、日本最大規模となるインターンシップの企画・実行。就活を控える学生に正しい選択肢を持ってもらうためには、社会がどう変遷して、その上でどんなキャリアや人生設計を考えればよいか。さらには、今後の経済成長に基づく企業経営のあり方などについて語ることが求められました。しかし社会人1年目の私は、ただただ言葉が出てこない。まずはできることから取り組もうと無我夢中だったし、何よりも自分の考えを語れる人事になるために、ビジネス書や経済に関する書籍を読みあさり、必死に勉強しました。その当時は、任される仕事を失敗しては、少し上手くいったと思ったらまた失敗して。「できるキャリアウーマン風」を取り繕うのも苦手で、かっちりしたお化粧も恥ずかしかった(笑)。とりあえずファンデを塗れば何とかなるからって、そんなことよりも中身の濃い人間になることに必死でしたね。

無意味な「建前の就活」への疑問

無意味な「建前の就活」への疑問

もともと採用職を志望していた訳ではありません。ワークスに惹かれたのは、任される裁量の大きさや、何より「あなたはどう考えるのか」と個を伸ばす文化や制度があるから。また、会社の体力は十分あるのにベンチャー気質だから、制約なく自由に動ける。自分らしく居られる上、ビジネスパーソンとしての能力を最大限に鍛えるにはこの環境がベスト!と考えて入社を決めました。そんな中、リクルーティング部門に配属されたことは、私にとって大きな機転でした。なぜなら今もそうですが、多くの学生にとって就活は“入社”であって、キャリアに対して非常に浅い判断しかできずにいる。結果、能力を持て余して「働くってこういうことか」と誤った意識を植え付けられてしまう。それが、日本の社会の実態だと強く感じるからです。

事実、私たちが求職者に求めるのは志望動機じゃない。「あなたは何がしたいのですか」ということなんですね。そして、なりたい自分になるために、何を選択すべきかを考える上で、今の自分の能力や社会経済、企業を知る必要があるんです。上辺ではなくあなたはどういう人間になりたいと考えているかを、本音ベースでディスカッションするんです。

就活は学生を苦しめるものではないはず

就活は学生を苦しめるものではないはず

面談で本音を引き出そうすると、みんな結構タジタジに(笑)。真面目な人ほどスクリプトが頭にあるから、途中で敬語もうまく使えなくなって、最終的にタメ口になったりも。そこでよく言われるのは「今まで就活やってて苦しかった」ということ。就活の中でどんどん自分がなくなってしまっていたけど、初めて自分の本当の考えが話せたと。本来やるべきは、就活のノウハウ本に書かれたテクニックではないはず。自分という存在を考えて、なりたい自分に到達できるベストな環境を見極めることが、就活だと思うんです。

実は、当社のインターンは2002年に始まった、いわばパイオニア的存在。入社パスや報酬の支給といった仕組みも斬新で、今でもエッジの効いた学生が集まります。私自身、これに参加して入社パスを得た1人だし、非常に思い入れがある。ただ昨今はインターン実施企業がかなり増えて、残念なのはその多くが3日以内の短いプログラムで会社説明会となんら変わりないこと。もはや“インターン”は就活の通過儀礼と化してしまい、当社のものでさえその他大勢と同じと捉えられてしまうのではないか。就活自体が歪められているのではないか、とジレンマを感じています。

インターンの“当たり前”をどう破壊するか

インターンの“当たり前”をどう破壊するか

実際、当社のインターンは、企業PRや学生との接点づくりを目的にしたものとは全く異なります。あくまでも、学生の能力発掘と育成に主眼が置かれています。その理由は明確で、ビジネス社会で求められるのは、学校教育で身につける正解の選び方ではなく、今までにないものを生み出す力、答えのないものに対して自分で解を出す能力だから。学生時代にはほぼ眠ったままのその能力を発掘してビジネスレベルまで高めていくこと、それができる唯一のプログラムだと考えます。だからこそ私は、当社のインターンは単なる採用ではなく、これからの次代を創る人材の育成という、非常に社会的意義の高いものだと捉えています。そう強く実感するから、この状況に甘んじることなく、世に存在する“インターン”そのものを破壊する新たなプログラムを創ろうとしています。ワークスがまた何か風変りなことをはじめたよ、という動きがいつの間にか新たなスタンダードになる。5年後の当たり前のために“今”から仕掛けていきたいと考えています。でも、そうやって新しく創りあげたものも、片っ端から壊していくのがワークスなんですけどね(笑)。

お気に入りの仕事道具
My favorite work tool

『ノート・赤い手帳・カード』
デジタル全盛の時代ですがあえて紙に書くのが好きで、大切に残しておくために高級なノートを購入しました。本のように貯めていくのが楽しいです。赤い手帳はCOO阿部が作った「コンサルタントバイブル」。金のカードは営業の仕事論や心得が書いてあるもの。どちらも初心にかえることができるワークス社員必携ツールです。

お気に入りの仕事道具

愛読書
My favorite book

『ネクストソサエティ/P・F・ドラッカー著』


入社当初に猛烈に読書していた頃に出会った一冊。当時の上司にも薦められました。来るべき未来の世界がどうなっているかを示した未来予測の書。人事としても学生の5年後、10年後を考えて、ベストなフィールドを選択できるように考えの幅を広げてあげなければいけません。そのための一要素として愛読し続けています。

愛読書

おすすめカフェ
Recommended cafe

店名 メゾン ランドゥメンヌ トーキョー [ URL ]
ジャンル ベーカリーカフェ
電話 03-5797-7387
メゾン ランドゥメンヌ トーキョー

企業紹介Bijinji Office

株式会社ワークスアプリケーションズ

株式会社ワークスアプリケーションズ [ 企業サイト:URL ] [ 採用サイト:URL ]

事業内容

大手企業向けビジネスアプリケーションの開発・販売・コンサルティングサポート

所在地

東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル19階

プロフィールProfile

鶴田麻衣

鶴田麻衣

リクルーティング部門 マネジャー/同社のインターンを経て新卒入社後、採用に特化したCEO直轄部門でキャリアを磨き続けている。新卒採用、高度IT人材採用、PRなどを経験し、現在イノベーター型人材の発掘を目的としたインターンを企画するチームを率いる。趣味は愛犬の散歩や読書、そして絵を描くこと。

Lineup of BiJinji美人事ラインナップ

行動力と“言い訳しない”スタンスで、採用ブランディングに磨きをかける。

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求職者との間にどれだけの「納得」を作れるか、が入社後活躍のポイント。

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採用面接でどこまで自分の付加価値を最大化できるか。あくまで応募者側の立場で利益を考える。

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仕事だけじゃない、子育てだけでもない。絶妙なワークライフバランスが人事に深みを与える。

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学生時代のゼミも販売のキャリアも、 すべては人事としての“いま”につながっている。

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可能性は無限大。自身が未経験から成長してきたからこそ、未経験人財の活躍機会を創り続けたい。

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“変われることがWizの魅力”…自らの経験談で自社のファンを増やし続ける人事の横顔。

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『 私 』を魅せるモデルから『 仲間 』を繋ぐ広報へ。キモチを言葉で届けたい。

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